概要
応用物理学会が主催する国際会議 ACSIN-14 & ICSPM26 に付随して、市民講座を下記の要領で開催いたします。
ナノテク、すなわちナノメートルサイズの科学を扱う技術について面白く・分かりやすい講演をお聞きいただけます。
講演は主に小・中学生を対象にしたものですが、どなたでもご参加いただけます。どうぞお気軽にご参加下さい。
- 日時・場所
- 2018/10/21 (日) 15:00 ~ 17:00
仙台国際センター展示棟 (定員100名、参加費無料)
- 主催
- 第14回原子レベル制御表面・界面・ナノ構造 国際会議
第26回走査プローブ顕微鏡 国際会議 (ACSIN-14 & ICSPM26)
(国際会議へのリンクはこちら(英語))
- 後援
- 宮城県教育委員会、仙台市教育委員会
岩手大学 森 誠之 先生
「摩擦(まさつ)をあやつる
ー自動車からコンタクトレンズまでー」
手のひらをこすると熱くなり、まさつ熱を感じます。歩くとき滑(すべ)らないように、クツ底のまさつを大きくします。糸やヒモがむすべるのは、まさつのおかげです。
ところが、自動車や新幹線が速く走るとき、まさつはじゃまです。
ハンドスピナーを長く回すには、まさつを下げれば良いのです。
コンタクトレンズも痛くないように、まさつを下げています。私たちの周りはまさつだらけです。
役立つまさつは大きく、じゃまなまさつは小さくなるように工夫しています(表)。
そんなまさつについて、実験をまじえながら一緒(いっしょ)に考えてゆきましょう。
東北大学 小林 弘明 先生
「ナノテクで動くハイテク 二次電池*」
電気をつかう道具には、コンセントにつなぐものと、そうでないものがあります。
コンセントのいらない道具、例えばゲーム機や携帯(けいたい)電話は電池という電気をためられるものを使ってます(図)。
電池の形は道具によって色いろです。
昔の電池は、電気を使い果たすと使えなくなりましたが、今は何回でもくり返して電気をためて使える電池がよく使われます。
電池のためられる電気の量もどんどん増えていて、自動車や飛行機まで動かせるようになってきました。
このような電池のしくみとは?もっと高性能にするにはどうしたら良いのか?など、電池の化学をひも解きます。
*二次電池(にじでんち) は何回もくり返し電気をためて使える充電池のことです
参加申し込み・お問い合わせ先
氏名、年齢、住所、学校名(父兄の方はご職業)、ご連絡先(eメールか電話番号)をご記載の上、eメールかFAXでお申し込みください
eメール:
sanka@arpes.phys.tohoku.ac.jp FAX: 022-217-6157
担当: 東北大学材料科学高等研究所 相馬 清吾 (ACSIN-14 & ICSPM26 実行委員)
チラシ(pdfファイル)のダウンロード
会場のご案内
仙台国際センター 展示棟
地下鉄東西線「国際センター駅」から徒歩1分
仙台国際センターの交通アクセス情報 もどうぞ御利用下さい。