電磁気学
電荷密度と電流密度を与えて Maxwell 方程式を解く問題を考える †
Maxwell 方程式
に、
- 電荷密度
- 電流密度
を与えて解き、
- 電場
- 磁束密度
を求める問題を考える。
電磁気学の典型的な問題の1つである
方程式が多すぎる? †
ベクトルの
成分を1つ1つ独立変数と考えれば
条件が大きすぎて解がないのでは?
→ 実は
と
は必要ない
は
に含まれる †
の div を取る
ベクトル解析の公式より、任意の
に対して
が成り立つから、
すなわち、
の値は時間によって変化しない。
したがって、ある時刻、例えば
において
が成り立っていれば、
は無くても
のみから任意の時刻
において
が保証される。
すなわち、
となる「境界条件」を与えることで、
は必要なくなる。