スピントロニクス理論の基礎/5-2 のバックアップ(No.1)

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5-2 スピン波励起

L_S の運動を決める主要部は後半の KS^2 のかかった部分であるそうだ。

次の方程式を満たす固有関数を用いることでその部分を対角化できる。

&math( \left\{-\lambda^2\nabla_z^2+\left(1-\frac{2}{\cosh^2\frac{z-X}{\lambda}}\right)\right\}\varphi_\omega=\omega\varphi_\omega );

(5.11) で \nabla だった部分が \nabla_z になっているのは、 \nabla_x\tilde\eta=\nabla_y\tilde\eta=0 であるため。

最低の固有値は \omega=0 であり、対応する固有関数は

&math( \varphi_0=\frac{1}{\cosh\frac{z-X}{\lambda}} );

である。その他の固有値は連続で、パラメータ -\infty<k<\infty を用いて

\omega=1+k^2\lambda^2\equiv\omega_k

と表される。対応する固有関数は、

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