研究関連/二重界面反射率 のバックアップ(No.2)

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公開メモ

2つの界面が連続する場合の反射率

1つの界面における反射率の話はこちら → 研究関連/反射率・透過率とエバネッセント波

2つの平面的な界面で仕切られた領域を入射側から1,2,3と番号付け、真空を0とする。

以下は界面1-2で全反射する Otto 配置を想定しているが、そうでなくても成り立つ議論のはず。

入射面を x-z 面として、界面に平行に x 軸を、垂直に z 軸を取る。

12境界を z=0 、23境界を z=d とする。

ij 境界面での反射率を &maht(r_{ij}^s,r_{ij}^p);、透過率を &maht(t_{ij}^s,t_{ij}^p); とすると、全体の反射率を次のように求められる。

領域 i での進行波を E_i)、逆行波を &math(R_i 、 それぞれの波数を \bm k_i,\bm k_i' とすると、

z=0 において、

  E_1=1

  R_1=t_{21}R2

  E_2=t_{12}E_1+r_{21}R_2

  R_2=r_{23}E_2 e^{i k_{2z} d} e^{-i k_{2z}' d}=r_{23}E_2 e^{2i k_{2z} d}

これらを解こう。

  E_2=t_{12}+r_{21}r_{23}E_2 e^{2i k_{2z} d}

  E_2=\frac{t_{12}}{1-r_{21}r_{23} e^{2i k_{2z} d}}

  R_2=\frac{t_{12}r_{23}e^{2i k_{2z} d}}{1-r_{21}r_{23} e^{2i k_{2z} d}}

  R_1=\frac{t_{21}t_{12}r_{23}e^{2i k_{2z} d}}{1-r_{21}r_{23} e^{2i k_{2z} d}}

あれ、間違ってそう。

あとで見直す。


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