Xilinx PlanAhead 12.4 のプロジェクトマネージャを使ってみた のバックアップ(No.1)

更新


公開メモ

PlanAheadがISEのIDEになる?

marsee さんが http://marsee101.blog19.fc2.com/blog-entry-1611.html で 紹して下さった記事に触発されて、PlanAhead をいじってみました。

結論としてはいまいちなんですが・・・

プロジェクトフォルダ構成が大きく変わったみたい

ISE ではプロジェクトフォルダ直下に多くの中間ファイルやレポートファイルが できてしまい、とても見づらかったのですが、PlanAhead では一時ファイルは 別フォルダにできるようになったため、その点は大きく改善されました。

エラーメッセージなどの処理は少し速くなったかも?

ISE ではレポートの html を作成・消去する際に gui が動かなくなるのが 嫌だったんですが、その点は改善されているみたいです。

グラフが出たりも目新しいですね。

後は、いろいろ気になる点が多いです

良いかな、と思ったのは上記くらいかも。

合成処理フローが分かりにくい

ISE では内部から呼び出されるコマンドラインがメッセージとして見やすく残ったのですが、 PlanAhead では内部で何をやっているかがずいぶん見にくくなっているように感じました。

インクルードパスがむちゃくちゃ

プロジェクトフォルダを汚さないように、サブフォルダを作ってそこで合成するせいで、 インクルードパスが自動生成されたそのフォルダを基準に検索されてしまいます。

そのため今まで、`include "hoge.inc" などとしてたところを、`include "..\..\hoge.inc" なんて しなきゃならなくて困りものです。

解決策としては、Project Settings の Synthesis に、-vlgincdir "プロジェクトフォルダパス" を追加して、プロジェクトフォルダから探してもらうように設定すれば大丈夫でした。

ただこれだけだと Elaborate には同様の問題が残りました。まだこの機能が何をする物なのか、 インクルードパスをどこで設定したら良いのか、まったく分かっていません。

エディタウィンドウでファンクションキーを押すとおかしな文字が入力される

例えば Synthesize のショートカットは F11 なんですが、 エディタウィンドウでこれを押すと文字化けした □ が入力されてしまいます。

こんなわかりやすいバグが残っているあたり、まじめに作ってるのか、と。

ソース編集後の再構築はどうしたらいいの?

Synthesize → Implement → Bitgen → iMPact の順に、 それぞれ前段階が終わるのを待ってボタンを押すのは面倒なので、 ワンクリックで全部やってほしいです。

シミュレーション支援はないみたい?

テストベンチを管理して、ダブルクリックで ISim 起動するとかのシミュレーション支援機能は まったく実装されていないようなので、現状では ISE でシミュレーションまで行って、 プロジェクトをコンバートして、インプリメントだけ PlanAhead を使う、 というような利用方法しかできません。

現状では使いたくならない

このような現状では、わざわざ PlanAhead を使う意味を見いだせません・・・

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