3Dプリンタ作例/LEGO互換部品 のバックアップ(No.4)

更新


3Dプリンタ作例

LEGO の互換パーツを作りたい

かなり高い精度が要求されることになるけど、実用に耐えるものができるのだろうか?

試作品1

上面にサポートを付けるわけにいかないので、内部にサポートを付けた。

真ん中の中空円柱が底面が小さくて浮いてしまうため1層のラフトを付けたのだけれど、 ベッドの高さ調整が悪かったのかどうか、あまりきれいにできなかった。

さらに、寸法通りにいかないところがあるので微調整が必要みたい。

gcode0.png model1.png WIN_20211206_10_34_56_Pro.jpg

四角い部分、15.80 mm の設計が、X 方向は 15.90 mm, Y 方向は 15.65 mm となっていた。 Y 方向のバックラッシュが少し大きくなってきているのかもしれない、とも思ったのだけれど、 いろいろよく測ってみると太っているのはカドの部分だけで、中央部分を測ると X 方向 15.69 mm Y 方向 15.61 mm で、そこまで大きな違いはなかった。

伝説の「リニアアドバンス」の設定で解決できるという、カドの部分でフィラメントが過剰に 押し出されてしまう影響を受けているのかもしれない。

丸く突き出た頭の部分は X 方向も Y 方向も 4.70 mm だった。 設計値は 4.90 mm なので 0.2 mm も細くなってしまっている。

四角部分の高さは 9.65 mm を指定したところ、中央で 9.7 mm カドで 9.86 mm になっていた。 ここはあまり効かないので、まあこのくらいでも。

内部の円柱外径は 6.50 mm 指定のところ 6.45 mm だった。

実際のはめ合いは上も下もかなり緩いので、要改善点として重要そうなのは、

  • 頭の直径を 0.2 mm 増やす
  • 内部円柱の外径を 0.1 mm 増やす
  • 底面をきれいに印刷できるよう温度と距離を調節しよう

としてみよう。

試作品2

  • 頭の直径を 0.2 mm 増やす
  • 内部円柱の外径を 0.1 mm 増やす

をしたところ、

頭が大きくなりすぎた。0.1 mm 減らそう。このくらいになってくると Y 軸のバックラッシュが気になるかも。 0.1 mm くらい、ソフト的な処理で対応する?

円柱外径はかなり良くなったけどまだ足りない。内径がぜんぜん足りず、中に頭が入らない。 円柱内径も増やそうか?

四角の四隅が少し下に飛び出すためかみ合わせが悪くなって困る。

このあたりは寸法で調整もできなくはないのだけれど、本来はやはりリニアアドバンスなどで対応するべきなんだよなあ。。。 ファームウェアの書き換えも含めて、もう少し本腰を入れて調べてみようかしら。


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