OpenFDTD/解放端・固定端

概要 †

ソフトウェア/OpenFDTD/マイクロストリップライン で作ったマイクロストリップラインの反対側を切り離してみたり、グランドに落としてみたり、を試す。

元にするのは microstrip-E.ofd の給電点に金属ワイヤーを重ねたもの。

解放端 †

microstrip2-A.ofd

切りっぱなしにした。

x 方向 0.5 mm の設定では発散してしまった。

固定端 †

microstrip2-B.ofd

グランドに落とした。

x 方向 0.5 mm の設定ではやはり発散した。

このままじゃダメか。

50Ω 終端１ †

microstrip2-C.ofd

入力側と同様の構造を作り、給電点の代わりに 50Ω の集中定数素子を配置した。

かなりの計算時間がかかった (1237s)。

反射の影響は見えるけれどそれほど大きくはない？

50Ω 終端２ †

microstrip2-D.ofd

直方体の抵抗を入れて終端した。

辺の持つ仮想的な太さまで考慮した抵抗体のサイズをメッシュサイズから計算すると、

• x方向 1/8 mm x 3 = 0.375 mm
• y方向 0.3/20 mm x 9 = 0.135 mm
• z方向 0.19 mm

となるから、伝導率は 0.075062 S/mm = 75.062 S/m とすればいいはず。

ありゃ？ 発散してしまった。

microstrip2-D2.ofd

メッシュを粗くして、

• x方向 0.5 mm
• y方向 0.35 mm + 0.1/20 mm = 0.355 mm
• z方向 0.19 mm

とした。→ 21.40845 S/m (1063s)

反射を見る限り上の構造とそう変わらなかった。