概要

本特別研究会は、1985年より過去35回にわたり応用物理学会の主催で開催され、我が国における表面プローブ顕微鏡(SPM) 研究の活発な交流の場として、また新しくSPMの分野の研究に参画される研究者への啓蒙の場として 大きな役割を果たしてきました。1993年、第7回からは、国際コロキウムとして再編され毎年開催されています。

他の関連国際会議との連携にも力を入れてきました。2000年、ICSPM8を、アジア環太平洋の国々の間で 本分野の交流を図ることを目的として設立されたAsian SPM(第3回)と共催で開催。2005年にICSPM13 を札幌においてSTM05と共催。2013年には、ICSPM21/ACSIN-12がつくば国際会議場において開催されています。 札幌では、39ヵ国から750人の参加者、つくばでは、667(海外224人)の参加者を得、それぞれ、 盛大な会議となりました。また記念講演会として、2002年のICSPM10はハワイで、2012年のICSPM20は沖縄で、 2016年の第30回特別研究会はハワイで、それぞれ開催しています。 2018年の ICSPM26 は ACSIN-14 と共に仙台にて開催されました。 こうした取り組みにより、今では、海外の研究者に認知された会議となっています。

本年は,COVID-19 感染拡大防止のため 12月9日から10日 の日程で、オンラインにて開催いたします。

21世紀を迎え、ナノテクノロジーが世界的に国家的戦略の中心に位置づけられ、これまでの科学・技術を基盤として、 超高速素子開発、新規機 能性分子の合成、分子モーターの開発、バイオテクノロジーとの融合など、 新しい分野が構築されつつあります。微細な構造の創製、物性評価におけるSPMの 潜在力は高く、 本研究会が、ますます重要な役割を担っていくことは間違いありません。

本年も国内外から、第一線の研究者を招待し、それぞれの領域での先端の研究成果や各国の現状に 関してご講演をお願いするとともに、併せて、 本分野の現状を振り返り、ナノサイエンス、ナノテクノロジーを キーワードとして広がる境界領域各分野の理解を深めることも目的としています。

本分野の研究者、及び本分野に関心をお持ちの方々の参加をお待ちしています。

尚、これまでの会議の詳細については、過去の会議の Web サイトをご覧いただけます。
ICSPM8+AsianSPM3, ICSPM9, ICSPM10, ICSPM11, ICSPM12, ICSPM13+STM'05, ICSPM14, ICSPM15, ICSPM16, ICSPM17, ICSPM18, ICSPM19, ICSPM20, ACSIN-12&ICSPM21, ICSPM22, ICSPM23, ICSPM24, ACSIN-14&ICSPM25, ICSPM26, ICSPM27, ICSPM28.

また [こちらから]、 これまで会議のプロシーディングス等をご覧いただけます。

主催

社団法人 応用物理学会 薄膜・表面物理分科会

協賛

(交渉中を含む) 日本物理学会、 日本金属学会、 日本表面科学会、 電子情報通信学会、 電気学会、 触媒学会、 電気化学会、 表面技術協会、 日本顕微鏡学会、 高分子学会、 精密工学会

主要題目

  • Developments in SPM techniques and modeling
  • Optical Sensing with SPM
  • Semiconductors & Metals
  • Natural & Synthetic Soft Materials
  • 1D & 2D Materials
  • Single Molecules & Atoms
  • Magnetic Properties
  • Electrochemical & Chemical Reactions Including Assembly

プログラム

招待講演、一般講演、展示業者による講演は全て、オンラインによる口頭発表で行われます。 プログラムの詳細はこちらをご覧下さい。

JJAP SPM 特集号

会議の論文を集めた JJAP 特集号 (JJAP Special Issues) “Scanning Probe Microscopy” (以下SPM特集号)を 2022年8月に刊行します。

ポスター賞

優れたポスター発表を奨励するため、"ICSPM Poster Award" を設けます。 35歳以下(2021年12月09日現在) の若手研究者・学生の方々の積極的な申し込みをお願いします。 奨励賞への申し込みは、アブストラクト投稿後にオンラインで 行えます。

ICSPM Poster Award 受賞者は以下の特典を受けられます:

  • 会議の Closing Ceremony にて表彰され、後日賞状が贈られます。
  • SPM 特集号へ、招待講演者と同様に Progress Review を投稿する権利が与えられます。また、その投稿料 40,000円 が免除されます。

連絡先

一般
吉村雅満
豊田工業大学
E-mail: yoshi@toyota-ti.ac.jp

企業広告
吉村雅満
豊田工業大学
E-mail: yoshi@toyota-ti.ac.jp

参加登録
福井 正幸
応用物理学会薄膜・表面物理分科会
E-mail: fukui@jsap.or.jp

組織委員会

実行委員長
  • 重川 秀実(筑波大)
プログラム
  • 大西 洋(神戸大)(長)

  • 一井 崇(京都大)
  • 岩田 太(静岡大)
  • 内橋 貴之(名古屋大)
  • 岡嶋 孝治(北海道大)
  • 川井 茂樹(物材研)
  • 重川 秀実(筑波大)
  • 菅原 康弘(大阪大)
  • 長谷川 幸雄(東京大)
  • 林 智広(東工大)
  • 湊 丈俊(分子研)
  • 梁 暁斌(東工大)
総務・会計
  • 吉村雅満(豊田工大)
会場
  • 目良 裕(滋賀医科大)
  • 岡嶋孝治(北大)
広報・Web
  • 武内 修(筑波大)
出版
  • 中嶋 健(東工大)(長)
  • 住友弘二(兵庫県立大)(副)
  • 中山知信(物材機構MANA)(副)

  • 内橋貴之(名古屋大)
  • 影島賢巳(大阪電通大)
  • 川井茂樹(物材機構MANA)
  • 米田忠弘(東北大多元研)
  • 高橋琢二(東大生研)
  • 福井賢一(阪大)
応用物理学会
  • 福井 正幸(薄膜・表面物理分科会)