量子力学Ⅰ/物理量の固有関数 の履歴(No.2)
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概要†
いくつかの物理量演算子の固有関数は量子力学的にも、数学的にも非常に重要な物となる。
ハミルトニアン†
演習:箱の中の自由粒子 = 実フーリエ級数†
箱の中の自由粒子に対して、ハミルトニアンの固有関数は正弦波となることを見た。
ただし
この関数系は という境界条件の下で正規直交完全系を為す。
(1) のとき、 を示せ。
(2) のとき、 を示せ。
(3) 以下、 とする。
&math(f(x)=\begin{cases} x&(0<x<1/2)\\ x-1&(1/2<x<1) \end{cases});
を の形に展開した際の係数 を求めよ。
解説†
(3) の関数は下図で Target として示したように に不連続点を持つが、 このような関数に対しても上記の無限級数は収束する。
この様子を見るために、展開係数を までで打ち切った場合の関数形を同じグラフに重ねて示した。
完全な自由粒子 = 複素フーリエ変換†
運動量の固有関数と同じになる。
運動量 = 複素フーリエ変換†
位置 = ディラックのデルタ関数†
角運動量 = 球面調和関数†
質問・コメント†
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