球対称井戸型ポテンシャル の履歴(No.3)
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球形の箱の中の粒子†
&math( V(r)=\begin{cases} 0&(r<=a)\\ V_0&(r>a)\\ \end{cases} );
の場合には、 を考えるよりも をそのまま扱った方が都合がよい。
と置くことにより、箱の内部の方程式は
&math( \frac{d^2R}{d\rho^2}+\frac{2}{\rho}\frac{dR}{d\rho}+\left\{1-\frac{l(l+1)}{\rho^2}\right\}R=0 );
となる。この解は球ベッセル関数 と呼ばれる。
...
これらの関数は であり、 また では となる。
分子の や の周期性を反映して を満たす根を無限個持つ。
1次元の箱形ポテンシャルのところで学んだのと同様に、 の場合には において が要求されるから、
により が決定される。
が有限の場合にも、 における位相が少しずれるものの、 外部の解と連続かつなめらかに接続する条件から が決定される。
の代わりに をプロットすると下のようになる。 の に対する最低次は が偶数の時は 、 が奇数の時は であるから、 では のかかった項の他に または がそのまま現れる。 の大きいところでは のかかった項は相対的に小さくなり、 あるいは に漸近する。
質問・コメント†
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