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大気・溶液 STM

概要

大気中で測定を行う STM/AFM は非常にコンパクトに設計することが可能です。机の上に簡単な除振機構を設け、その上に置いても使えます。真空タイプの装置に比べると試料や探針の交換も容易で、また、堅牢にできるため、振動に強いと言う利点もあります。

溶液中で測定を行う STM/AFM は、大気タイプの装置の試料ホルダ部分に 1〜2cc 程度の溶液溜めが備わっており、探針部分のみを溶液に浸して測定を行うものです。電解液中で STM 測定を行う場合には、トンネル効果によらずに溶液中を流れる漏れ電流を減らすため、先端を残して絶縁コートされた探針が用いられます。