重川研の研究設備
重川研も含め、実験系の研究室では、どのような実験装置を、どれだけ使いこなせるか、
ということが、扱う物理系に関する理解と同じくらい重要な「技術」になります。
以下では重川研にある実験装置について簡単に説明して、研究の雰囲気を感じていただこうと思います。
- 真空STM/AFM
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金属や半導体などの表面は反応性が高いため、大気中ではすぐに汚れてしまいます。
そこで、原子1つを扱うような研究は主に10-8Pa程度の超高真空環境で行われます。
また、真空STM/AFMは試料の温度をコントロールできることも特徴で、5K〜1300K の範囲をカバーしています。
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- 大気・液中STM/AFM
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生体分子は生のまま計測しないと機能が失われてしまいます。
真空中より大気中・液中の方が安定な対象を測定する STM/AFM は、真空タイプに比べて扱いが易しく、
また、堅牢なため振動に強いです。
電気化学システムと組み合わせることで、化学反応を制御しつつ対象を測定することも可能です。
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- レーザー
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レーザーには大きく分けてパルスレーザーと連続発光レーザーがあります。
パルスレーザを写真のフラッシュのように使うことで、ごく短時間に起こる物理現象を高速測定することができます。
連続発光レーザーは通常の光に比べて単色性・コヒーレンス・安定性・集光特性において優れています。
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- その他真空機器
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試料の作成や、評価に使われる真空機器です。金薄膜などの蒸着用真空チャンバー、液体ヘリウム温度(4.3K)まで冷やせる
希釈冷凍装置、JEOL製のX線光電子分光機(XPS)などがあります。
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