Microsoft Edge レガシー版を使う
概要†
Microsoft Edge がアップデートされてしまった後に、新版と旧版の両方を使い分けられるようにするための手順をメモします。
以下の情報は 2020年 時点のものです。現在の環境での動作確認は取っていませんので悪しからず。
→ 新しい Edge では 「Web キャプチャ」 という機能でスクリーンキャプチャに手書きすることは可能との記述がありました。https://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata2/016850.htm
Microsoft Edge の新しい版が公開になったそうです†
Chromium ベースになったそうですね。
新版に対して、Edge の従来のバージョンはレガシー版とか従来版とか呼ばれるようです†
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4533505/what-is-microsoft-edge-legacy
* Microsoft Edge レガシとは
Microsoft Edge レガシ は EdgeHTML ベースであり、現在 Windows 10 PC の既定のブラウザーです。新しい Microsoft Edge は Chromium に基づいており、2020 年 1 月にリリースされました。Windows 7、Windows 8/8.1、Windows 10、macOS で使用できます。新しい Microsoft Edge をダウンロードすると、Windows 10 PC 上のレガシ バージョンの Microsoft Edge が置き換えられます。
新しい Microsoft Edge が登場しました。新たな外観のまったく新しいブラウザーです。新しい Microsoft Edge では、プライバシー、生産性、価値の向上によって、世界最高レベルのパフォーマンスを提供しています。
新版で Webノート 機能が使えない†
レガシー版には Webノート という機能があったのですが、
https://windowsfaq.net/win10-help/edge/web-note.php
2020-07-16 現在、新版の Edge では利用できないようなのです。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4537462/microsoft-edge-features-currently-not-available
* 新しい Microsoft Edge で現在利用できない機能
新しい Microsoft Edge は、新しいブラウザーです。閲覧中には世界最高レベルのパフォーマンスに加え、さらに高いレベルのプライバシー、生産性、価値を実現します。この最初のビルドでは、一部の変更と共に、Microsoft Edge レガシ に含まれていて、現在は新しいブラウザーに含まれていない機能も存在する可能性があります。
現在作業中の機能と、今後数か月以内に提供予定の機能を次に示します。
- タブにマウスを合わせて Web サイトのプレビューを表示する機能
- ツール バーを編集して、表示する機能 (お気に入り、共有、ホーム ボタンなど) を指定する機能
- Microsoft Pay とオートフィルとの統合
- Windows タイムラインでの過去のブラウザー セッションの確認
- Microsoft Edge アドオン ストアからのプログレッシブ Web アプリのダウンロード
- WebVR サイトとアプリのサポート
- 目次、ページ レイアウト、読み上げ、テキスト メモ、蛍光ペンなどの PDF 機能
- コンテキスト検索 (Web ページのペイン内で項目を強調表示して検索)
- テキスト オプション、ページ テーマ、文法ツール、読み上げ、行フォーカスなど学習ツール機能の拡充
- Windows Hello (パスワードではなく、顔、指紋、または PIN を使用して認証できる)
- Web ページに直接書き込む機能 (Web ノートなど)
この機能を使ってオンライン授業をやってたのに、ある朝起きたら新版になってて大慌てした人がいたとかいなかったとか(憤怒
あと、Windows タブレットで PDF に筆圧感知の手書きで書き込みできるソフトってこれ以外に良いのが見つかってないというのもありまして。。。
新版 Edge と旧版 Edge とは共存できるらしい†
共存させるには以下の手順が必要になります:
- レジストリにキーを追加する
- コンピュータ\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\EdgeUpdate に Allowsxs=0x00000001 を書く
- コンピュータ\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\EdgeUpdate に Allowsxs=0x00000001 を書く
- 「新版」 Edge を再インストールする
- Firefox あるいは Chrome で https://www.microsoft.com/ja-jp/edge?ocid=SMC-IA-4533505 からインストーラをダウンロードし実行(新版 Edge だと「すでに新版です」みたいな表示になってダウンロードリンクが表示されない)
新版 Edge のインストーラが上記のレジストリを読んで旧版を使い続けられるようにしてくれるため、 レジストリにキーを追加してから新版 Edge を再インストールする必要があるということのようです。
確かにこれでスタートメニューに 「Microsoft Edge 従来版」 を出すことができました。
本件、Microsoft からの情報は
https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-sysupdate-access-old-edge
にあるのですが、非常に読みづらい。
こちらはとても分かりやすい解説でした。
https://parashuto.com/rriver/tools/new-and-old-microsoft-edge-on-win10-home
上の記事や、こちらの記事などによると、
https://qiita.com/pochman/items/fc5f63d50489e13fae2b
その後の Windows Update で旧版が立ち上がらなくなってしまうこともあるのかもしれなくて、 今後もびくびくしながら使い続けることになりそうです orz
コメント・質問†
win11†
[[大原 ]] ()
windows11でもこの機能は使えますか?
レジストリについて†
佐藤和樹 ()
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\{EdgeUpdate}
{}部が存在しません。どうしたらいいですか?
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\ここに新しいレジストリ・キーを作成する。 新しいキーを作成します。 EdgeUpdate」という名前を付けます。 これは、Legacy Microsoft Edgeを有効のままにするかどうかを決定するために使用されるレジストリ・キーです。 --