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研究テーマ一覧
以下に、研究室で進めているテーマの例をいくつか紹介します。いずれも、それぞれの分野の先端を走る内容になっています。個々の仕事については、研究業績の論文を参照して下さい。
- 光STM
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← 物質の構造,電子やホールの(超高速)ダイナミックスについて,ナノスケー ルの空間分解能で測定することが可能な手法の開発と応用研究です。
図は光 変調トンネル分光法によるナノスケール光起電力測定例。[詳しく]
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- フェムト秒分光
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← ピコ秒(10-12秒)、フェムト秒(10-15秒) スケールで起こる
物理現象を実時間で測定します。
図は低次元有機伝導体 β-(BEDT-TTF)2PF6 の金属・絶縁体相転移に伴う
超高速応答の温度依存性。 [詳しく]
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- 非弾性トンネル分光
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← 分子1個あるいは分子の特定部分を対象に、分子振動測定を励起し、また検出する技術です。
特定の官能基を見分けたり、分子振動から化学反応へのエネルギー移動を解析する、といった研究をしています [詳しく]
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- 表面構造解析
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← 固体の表面は固体の内部とは異なる構造(表面構造)を形成し興味深い性質を示します。こうした特性を原子レベルで解析することが可能になっています。
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- 機能性有機分子
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← 有用な機能を持つ分子を作成し、その特性を解析する。
また、それらの分子を適当に組み合わせてデバイスの作成に結びつける。
などを目標に、ナノ測定技術の開発、これを用いた機能性分子研究を行います。
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- 多探針STM
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← 複数探針を持つSTM装置を開発し、ナノデバイス評価に応用する。利用可能な探針が複数本になることで、試料の伝導特性や電圧、電流印加に対する応答を詳細に調べることが可能になります。
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- 量子マニピュレーション
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← ナノスケールの構造を制御することで量子状態を操作する。 図は、Cu上にグリシン分子が自己組織化した構造で、非等方的な 2次元電子ガス状態を持つ。
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