量子力学Ⅰ の履歴(No.66)
更新授業概要†
応用理工学類の3年生向けに2015年度から担当している「量子力学Ⅰ」の授業ノートを公開しています。
75分授業 × 週2回 × 15週 = 30回で3単位の講義になります。
授業は 講義+演習 で行い、演習の一部は宿題としています。2019年度の授業進度が下にあります。
講義は主にここにある授業ノートをかいつまんで板書しながら説明します。アニメーション部分などはブラウザ画面をスクリーンに映します。教科書には 小出昭一郎 著 「量子力学 (I)」 を指定しています。
演習は、普通の授業とは異なり、講義で学んだことが身についているかどうかを試すための演習ではなく、まだ習っていない部分を演習問題を解いていくことで自分で導き、身に着けるという方針で行います。これまで中学・高校・大学で学んできた数学や科学の知識を総動員すれば量子力学の重要な結果を自ら導けることを感じ取り、自信をつけてくれることを期待しています。
とはいえ、初見で簡単に解けるような内容でもありませんので、演習では問題とともに解答も配ります。自力で解けるところは自力で解き、詰まったらあまり時間をかけずにどんどん解答を見ながら進んでください。授業中に演習の時間を取りますので、A4のレポート用紙を持参してください。
まだまだ内容の不備など残っているかと思います。お気づきの点があればコメントを残していただけると助かります。
筑波大の方は下記の授業進度の一覧より、講義動画をご覧いただけます。
- 量子力学Ⅰ/前期量子論
- 量子力学Ⅰ/電子の波動方程式
- 量子力学Ⅰ/波動関数の解釈
- 量子力学Ⅰ/箱の中の自由粒子
- 量子力学Ⅰ/調和振動子
- 量子力学Ⅰ/固有値と期待値
- 量子力学Ⅰ/物理量の固有関数
- 量子力学Ⅰ/波動関数の性質
- 量子力学Ⅰ/中心力場内の粒子
- 量子力学Ⅰ/粒子の散乱
- 量子力学Ⅰ/一次元箱形障壁のトンネル
- 量子力学Ⅰ/一次元の散乱現象
- 量子力学Ⅰ/三次元空間での散乱現象 (現在は範囲外です)
- 量子力学Ⅰ/多粒子系の波動関数
- 以下は個人的なメモ
2021年度 授業進度†
筑波大学の方は「番号」のクリックで講義動画(Microsoft Stream)を視聴可能です。 タイトル部分のクリックは講義ノートへ飛びます。
- 第1回 4/12
- 第2回 4/14
- 02A 波動方程式(演習含む)
- 02B 波動方程式(演習解説)
- 02C 電子の波動方程式
- 第3回 4/19
- 03A 波動関数の確率的解釈
- 03B 確率密度関数
- 03C 波動関数と物理量
- 03D 確率密度の時間変化
- 第4回 4/21
- 04A 箱の中の自由粒子(演習導入)
- 04B 箱の中の自由粒子(演習解説)
- 第5回 4/26
- 05A 箱の中の自由粒子(非定常状態の解)
- 05B 箱の中の自由粒子(有限ポテンシャル)
- 05C 箱の中の自由粒子(3次元)
- 第6回 4/28
- 06A 調和振動子(演習導入)
- 06B 調和振動子(固有値と固有関数)
- 第7回 5/7
- 07A 調和振動子(エルミート多項式)
- 07B 調和振動子(生成・消滅演算子 & 3次元 演習導入)
- 第8回 5/10
- 第9回 5/12
- 第10回 5/17
- 10A 物理量を表す演算子のエルミート性(演習導入)
- 10B 物理量を表す演算子のエルミート性(演習解説)
- 第11回 5/24
- 11A 物理量の固有関数(前編) (演習は提出の必要ありません)
- 11B 物理量の固有関数(後編)
- 第12回 5/26
- 12A エーレンフェストの定理(演習導入)
- 12B エーレンフェストの定理(演習解説)
- 第13回 5/31
- 第14回 6/2
- 14A 群速度と波束の崩壊(前編)
- 14B 群速度と波束の崩壊(後編)
- 第15回 6/7
- 第16回 6/9
- 16A 中心力場(演習解説)
- 第17回 6/14
- 第18回 6/16
- 18A 角運動量の生成消滅演算子(演習導入)
- 18B 角運動量の生成消滅演算子(演習解説)
- 第19回 6/21
- 19A 水素原子(演習導入含む)
- 19B 水素原子(演習解説)
- 第20回 6/23
- 20A 球対称井戸型ポテンシャル
- 20B 球対称井戸型ポテンシャル(有限障壁)
- 第21回 6/28
- 21A 3次元調和振動子(演習導入)
- 21B 3次元調和振動子
- 第22回 6/30
- 第23回 7/5
- 23A 1次元トンネル現象(境界条件)
- 23B 1次元トンネル現象(方程式を解く)
- 第24回 7/7
- 24A 1次元の散乱現象(演習導入)
- 24B 1次元の散乱現象(演習解説)
- 第25回 7/12
- 25A 多粒子系のシュレーディンガー方程式
- 25B 同種粒子の不可弁別性と波動関数の対称性
- 第26回 7/14
- 26A 相互作用のない複数粒子の波動関数
- 26B スレーター行列
- 第27回 7/19
- 27A 対称性・反対称性を満たす波動関数
- 27B 交換相互作用
- 第28回 7/21
- 28A 平均場近似
- 28B ハートリー・フォック法
- 第29回 7/26
- 29A 三次元の散乱現象
- 29B 三次元の散乱現象(2)
- 第30回 7/28
- 30A 散乱断面積と確率の保存
- 30B ラザフォード散乱
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